精神科診療について
「精神科に通いたいけれど、外出や通院が難しい」
「認知症による不安や不眠、興奮がみられる」
「幻覚や妄想があり、家族だけでは対応が難しい」
「精神科を退院した後も、自宅で安心して生活を続けたい」
このようなお悩みに対して、精神科医がご自宅や施設へ訪問し、診察・お薬の調整・療養上のご相談などを行います。
患者様ご本人だけでなく、ご家族や訪問看護、ケアマネジャー、施設スタッフなどとも連携しながら、住み慣れた場所で安心して生活を続けられるようサポートします。
精神科の主な疾患
- 不眠症
- うつ病
- 統合失調症
- 不安障害
- パニック障害
- 不登校
- 認知症
不眠症
不眠症では、主に以下のような症状が見られます。
- なかなか寝付けない
- 眠りが浅く、熟睡感がない
- 夜中に何度も目が覚める
これらの睡眠トラブルによって、日々の生活に支障が出ている場合は、決して一人で悩まずに一度ご相談ください。
不眠症の症状のタイプ
不眠症の症状には大きく分けて4つのタイプがあります。
| 入眠困難 | 就寝して30分以上が経過しても、なかなか眠りにつくことができない。 |
|---|---|
| 中途覚醒 | 眠りにつくことはできても一度目が覚めてしまうと、それ以降何度も目が覚めてしまい熟睡ができなくなる。 |
| 早朝覚醒 | 起床予定時間の2時間以上も前に目が覚めてしまい、以降起床時間まで眠りにつけなくなる。 |
| 熟眠障害 | 常に眠りが浅いため、睡眠時間をとっていたとしても熟睡できない。 |
うつ病
うつ病とは、気分がひどく落ち込んだり、物悲しくなったりする「抑うつ気分」をはじめ、あらゆることへの興味や関心が薄れ、何をするのも億劫(おっくう)になってしまう病気です。
症状が重くなると、「消えてしまいたい」といった自殺願望を抱くようになるほか、心だけでなく体にも症状が現れ始めます。
代表的な身体症状としては、食欲不振や不眠、強い倦怠感や疲労感、頭痛などが挙げられます。
統合失調症
脳の機能障害のひとつで、幻覚・幻聴、妄想、思考障害などの症状が現れている状態を言います。これらの症状が見られることで、他者とのコミュニケーションが難しくなり、日常生活に支障をきたします。
統合失調症の症状
統合失調症の症状は「陽性症状」と「陰性症状」に二つに分かれます。
| 陽性症状 | 幻覚、妄想、考えがまとまらない、異常行動など |
|---|---|
| 陰性症状 | 意欲の低下、感情の減退(喜怒哀楽が乏しい)、自閉など |
不安障害
不安障害とは、不安や葛藤などのストレスを上手く処理できないことで発症する心の病気のひとつです。様々な刺激(人前に立つ、自分では制御できない発作が突然起きる など)によって、不安が強くなる、恐怖や強迫を抱くといった症状が起きるなどして日常生活に支障をきたしている状態を言います。
不安障害の主な疾患
パニック障害、社交不安障害(恐怖症)、強迫性障害、PTSD(外傷後ストレス障害)、全般性不安障害 など
パニック障害
パニック障害は、何の前触れもなく突然、激しい不安や恐怖を伴う「パニック発作」を繰り返す病気です。
一度のパニック発作は短いですが、突発的に起きるものなので、発作を繰り返すうちに発作に襲われることに対する予期不安や発作が起こりやすそうな人混みや外出を控えるようになり、日常生活に支障をきたすようになります。
パニック発作の主な症状
主に以下のような激しい症状が複合して現れます。
| 身体の症状 | 激しい動悸・頻脈、息苦しさ(過換気)、発汗・冷や汗、震えや痺れ、胸の不快感、めまい |
|---|---|
| 精神的な症状 | 「このまま死んでしまうのではないか」という強い恐怖、じっとしていられなくなる、叫びたくなるほどのパニック感 |
不登校
不登校は診断名ではなく、欠席が続く「状態」であり、心が発している「お休みが必要」というサインです
文部科学省の定義では「年間30日以上登校していない、またはできない状態」を不登校と指します。
登校拒否といわれる場合もありますが、決して本人は登校を拒否しているのではなく行きたくても行けないという場合がほとんどです。背景は1つとは限らず、発達特性・学習のつまずき・不安や抑うつ・トラウマ反応・睡眠の乱れ・身体要因(ODなど)・学校環境が重なっていることが多くあります。
認知症
認知症とは、成人に達し十分に脳が発達したのちに、脳の病気や外傷など何らかの原因で、脳の細胞が死滅したり、働きが悪化したりして発症する疾病のことです。
症状としては記憶障害が主なものですが、全般的な脳の機能障害が長期にわたって持続し、慢性の知能低下が起きることで、徐々に日常生活に支障をきたすようになります。
四大認知症
- アルツハイマー型認知症
- レビー小体型認知症
- 前頭側頭型認知症
- 血管性認知症